【研華科技】搬送ロボット導入で作業中断を削減し、搬送効率が 75% 向上
クライアント企業概要
研華科技(Advantech)は、産業用コンピュータ分野の世界的リーダーであり、最も信頼性が高く、包括的な組込みプラットフォームおよび産業自動化ソリューションを提供しています。主力製品は産業用 PC、ネットワーク通信機器、自動化システムテストなど多岐にわたり、幅広い産業自動化の用途に対応しています。IoT におけるハードウェアとソフトウェアの総合ソリューションを提供し、年間売上は 645 億台湾ドルに達します。

現場作業の課題
本案件では、研華科技(Advantech)のコンピュータ組立工場における改善を目的としています。倉庫から生産ラインまで組立部材を運搬する必要があり、配送回数が多く、人員の時間と労力を大きく消耗していました。同様の課題は他の組立工場でも見られます。
1. 部材要求タイミングが不定期で、作業中断が発生:
検査工程で部品の不足や破損が判明した場合、同一部品が一定量たまるまで倉庫へ取りに行かないため、この待ち時間が作業の中断につながります。
2. 人手による配送に時間がかかる:
複数の工程間の移動距離は約 900 メートル、1 日の往復回数は 最大 50 回 に達します。これは 1 日で 少なくとも 45km の手作業移動に相当し、人員負担が非常に大きい状況です。手作業配送にかかる時間コストは次の通りです:
260 メートル × 50 往復 = 13 キロ(往復搬送距離 × 1 日の人力配送回数 = 1 日の総搬送距離)
13 キロ ÷ 4.6 キロ/時 = 2.82 時間(1 日の総搬送距離 ÷ 人の平均移動速度 = 1 日の総搬送時間)

これらの課題を踏まえ、組立工場では和椿科技の PD50 ゴッズ・トゥ・パーソン(GTP)ソリューション を採用しました。人手による搬送に伴う時間的損失を削減できるだけでなく、作業者が持ち場を離れずに部材を受け取れるようになり、作業中断を防ぎ、全体の作業効率を大幅に向上させます。
ソリューションの実施 ― 搬送ロボット
- PD50 の分かりやすい操作画面:従業員は短時間で操作に慣れ、複雑なトレーニングを必要としません。
- 自動障害物回避機能:安全な人協働環境を実現します。
- オープンラック構造:物料を一目で確認でき、取り出しも容易。1 段あたり 10kg、1 回の最大搬送重量は 40kg に対応。
- 狭い生産ラインでもスムーズに走行:配送効率を大幅に向上させ、真のゴッズ・トゥ・パーソン運用を実現します。



成果と影響
設備運用において、稼働率(本案件では「設備利用率」)は効率を測る重要指標です。導入前後のプロセスを比較した結果、PD50 搬送ロボットの導入により、最短 3 か月で投資回収が可能となり、ROI は 最大 341% に達することがわかりました。

まとめ
和椿 Aurotek の PD50 は、部材のポイント・ツー・ポイント自動配送を実現し、頻繁な手作業搬送を置き換えるだけでなく、指定場所への正確かつ確実な納品を可能にします。これにより、人員移動による作業中断を防ぎ、生産効率を高める ゴッズ・トゥ・パーソン モデルを実現します。
PD50 は、労働力不足や効率向上といった現代製造業の課題に対し、新たな選択肢として大きな可能性を示しています。
ぜひ、顧客インタビュー動画をご覧いただき、詳細をご確認ください!